中華圏の方も多く暮らすシンガポールでは年明け頃から旧正月のお祝いの準備が進められています。
中でもスーパーにずらっと並べられた「ニューイヤーケーキ」が目につきました。今回はスーパー「FairPrice」に売られていたケーキを2つ買って食べ比べてみます。
実際に家族で食べてみた感想とニューイヤーケーキを旧正月に食べる意味などをご紹介します。
年糕(ニェンガオ)とは
なぜ旧正月に食べるの?
年糕(nian gao)は、縁起の良いことば「年年高(nian nian gao)」と音が似ているため旧正月に食べられている縁起物のお餅です。
年々高は「地位や収入が高くなって、より良い年になるように」といった意味があり
中華圏の正月では、より良い年にするための必需品になっています。
日本の正月も語呂合わせで「喜ぶ」から「昆布」、「マメに働く」から「黒豆」をおせち料理に入れたりしますが、どこの国も同じようですね。

中国語ではNian gao(ニェンガオ)と呼ばれていますが、マレー語ではKuih Bakul(クイ・バクル)と呼ばれています。このケーキはKuih Bakulの表記がありました。
年糕を食べるのは紀元前の周の時代から始まったとされる伝統的な習慣で、大晦日に神様や先祖に祀った後、春節に食べるのが一般的のようです。
※2026年の春節は2月17日〜18日、16日が大晦日にあたります。

この時期にはスーパーだけでも、装飾のないプラカップやデザートカップに入ったケーキ、バナナリーフに包まれたケーキなど様々なニューイヤーケーキが売られています。
何でできてる?

購入した2つのニューイヤーケーキを見てみると、
ピンクのケーキはもち米粉、砂糖、水のみ
もう1つは砂糖、水、もち米粉、酸味料、着色料でできていました。
価格

スーパーでの価格は、デザートカップ入りで120g$1.8、プラカップで220g$1.9でした。
年中置いているようですが、年明けに種類が増えて旧正月当日が近づくにつれて減っていきます。
気になる方は早めに準備しましょう。
どんな味?
実際に食べてみます。
購入した2つは原材料の分量が異なるので味や食感は異なりました。
どちらも我が家では高評価です。私は出会えませんでしたが噂によるとバナナリーフに包まれているケーキの方が美味しいようです。
私はパッケージから味が想像できなかったので中身をご紹介しますね。
まず、ピンクのはこんな感じ。

砂糖と水よりももち米粉が多かったニューイヤーケーキです。
粘度が高いのが特徴です。なかなか掬えませんが美味しいです。
砂糖は椰子糖なのでしょうか。ややグラメラカのような、煮詰まった砂糖を感じました。どことなく水あめを思い出します。
甘さを強く感じたため、120gを私、夫、娘で食後に食べて半分ほどは翌日に持ち越しました。
もう一方はカップの周りをナイフで周りをなぞると比較的簡単に取り出すことができました。

このまま食べるとぽそぽそした葛餅のような、粘りのない軽羹のような食感でした。
こちらは焼いてみることにします。

煮物の大根のようですが、数分でとろとろになりました。

比べてみるとこんな感じです。どちらも見た目は悪いですが、美味しいです。
焼かないと素朴な食感と甘さが楽しめて、焼くとわらび餅のようなとろとろの食感があり甘さも際立っていました。私は焼いた状態が好きです。
調べてみると、どうやらスライスして卵と炒めたり、ふかしたかぼちゃやさつまいもと一緒に春巻きの皮で包んで焼くのが一般的のようです。
期間限定でパン屋やチェーンのスイーツ屋でも、デコレーションされたニューイヤーケーキやニェンガオ入りの大判焼きなども売られていましたよ。
まとめ
旧正月には、この時期ならではのニューイヤーケーキが楽しめます。
アレンジされたニェンガオも売られていますので、ぜひ見かけたら食べてみてくださいね。

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