子どもと自然観察!3月に見つけた花を紹介します。-野草編-

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こんにちは、こだしおです。

花が大好きな4歳児と見つけた植物の備忘録です。

歩いていて初めて見かける花は「写真撮って〜!」と花と一緒に撮ったり、花だけ撮ったり楽しんでいます。

たんぽぽを見ては「もうわたげの季節だね〜」と綿毛を吹き飛ばすのを心待ちにしているこだ子です。

「これは何の花?」と聞かれることが多いので図鑑やGoogleフォトで名前を調べてみました。

この記事はこんな方におすすめです!

✔ 3月に咲く花が知りたい
✔ 歩いていて気になった花がある
✔ 他の4歳児が何に興味があるか知りたい

今回は3月に花の咲いていた野草をご紹介します!

意外と食用可能な野草が多く、食べてみたくなりました。☆マークが食用可能な野草です。

野草以外の花はこちらで紹介しています▼

オオバコ科の野草

オオイヌノフグリ ☆

オオバコ科クワガタソウ属の越年草。

オオイヌノフグリは私が未就学児のときに祖母から「フグリ」は「おちんちん」のことだよ、と教えてもらったことを強烈に覚えています。

いつからか「花」が「フグリ」に似てるのだと勘違いしていて、「そんなに似てるかな…」と思っていました。

似てるのは「実」なんですね。

写真のものは、1cm程あるのでオオイヌノフグリです。5mm程のコゴメイヌノフグリや、2、3mm程のイヌノフグリもあります。

全く知りませんでしたが「星の瞳」なんて別名もあるんですね。

食用可能で生食もできるようで、花は甘みがあるらしく、花をそのまま散らしているものが多かったです。「苦くて食べられない」とのコメントも見かけたので真相が気になります。

アブラナ科の野草

ミチタネツケバナ ☆

アブラナ科タネツケバナ属の越年草。

ヨーロッパ原産の帰化植物のようです。茎が伸びた白い花がぽつぽつと見えていたらこの花かもしれません。

在来近縁種の「タネツケバナ」よりも葉は短く楕円状です。道タネツケバナもタネツケバナも茎には葉があまりつきません。

食用可能の植物のようで、花が咲く前に摘むと良いらしいです。が、私は花が咲いてる時しか見つけられる自信がないです…

「特別美味しくない」「クレソンみたい」、「苦味がある」と言われていました。気になります。

マメグンバイナズナ ☆

アブラナ科マメグンバイナズナ属の2年草。

これ、大きなペンペン草だと思って撮ってきました…

ペンペン草(ナズナ)と違って、実の部分が軍配に似て丸いからマメグンバイナズナ(豆軍配薺)だそうです。上部が枝分かれしたり、丈夫そうに茂っているのはこれかもしれません。

北アメリカ原産の帰化植物で、「poor man’s pepper(貧乏人の胡椒)」なんて言われる野草の一つみたいです。

生食も可能で、「辛味があって美味しい」「胡椒のよう」とか「そうでもない」とのコメントを見かけて気になっています。種を庭に持って帰ってみようかな。

ちなみに、ペンペン草は実の部分は三角になっています。

ペンペン草(ナズナ) ☆

アブラナ科ナズナ属の越年草。七草のナズナです。

見かけては早速音を出して遊びました!

三角の部分を千切れないようにすーっとおろして指をこすり合わせるように草を回すと音がなります。

こうやって少しずついろんな草花で遊びたいです。

菜の花 ☆

菜の花は、「アブラナ科の野菜の花の総称」です。

多分私はこのページで一番衝撃を受けました。

「春に咲いている黄色い花」を葉の花だと認識していたけど、たしかに上と下の写真の「菜の花」って葉の付き方も違うし、色も違うんですよね…

一般的に菜の花と呼ばれるのは「セイヨウアブラナ(おそらく1枚目の写真)」と「セイヨウカラシナ(おそらく2枚目の写真)」、在来種の「アブラナ」のようですが

「菜の花」はアブラナ科の野菜の花の総称なので、大根も白菜もブロッコリーも青梗菜も小松菜も「菜の花」になり得るんだそうです。多くは花が咲く前に収穫しちゃいますけどね。

おそらく直売所で売っているのは「セイヨウカラシナ」が多いのではないかな…と今年店で見た「菜の花」を思いだして思っています。

そして突然中学受験の塾で「アブラナは花びら4枚おしべ6本」と唱えていたことを思い出しました。懐かしいです…

キク科の野草

かなり申し訳ないことにキク科の植物はほとんど全て「たんぽぽみたいな植物」で片付けていました。

娘に聞かれたのを機に調べました…!

オニノゲシ ☆

キク科ノゲシ属の越年草。

ヨーロッパ原産の帰化植物です。「頭からいくつもたんぽぽみたいな花を出している植物」です。いつも気になっていました。

葉がトゲトゲして痛いのが「オニノゲシ」で、トゲがマイルドなのが「ノゲシ」のようです。

そして、オニノゲシもノゲシも食べられるんですね…?

トゲが痛いので茎が立つ前のロゼット状の葉を摘むと良いようです。茹でるとトゲも痛くなく、シャキシャキして美味しいとのこと…。

ノボロギク

キク科のキオン属の越年生または一年生。

ヨーロッパ原産の帰化植物です。

ノボロギクは小さな花ですが綿毛が密集していて娘は大喜びです。タンポポと違い筒状花で花らしい花は咲きません。

「キク科のノボロギクも食べれるんでしょ〜」という気持ちで調べたらこちらは食用不可でした。程度は軽いようですが有毒です。

誤って食べると下痢や吐き気をおこすみたいです。
オニノゲシと並べると違いは分かりますがうっかり間違えそうで怖いですね…

ノボロギクとノゲシの見分け方は、花が咲いていればノボロギクは写真の状態が成熟した花であるのに対し、ノゲシはタンポポのように花が咲きます。

頭花の大きさもノボロギクは5mm程ですがノゲシは1cmです。

花のつき方もノボロギクはたくさんついていますが、ノゲシはついても数個のようです。

オニノゲシやノゲシを食べるなら花がついてからの方が分かりやすくて安心できそう…。

セイヨウタンポポ ☆

キク科タンポポ属の多年草。セイヨウタンポポは環境省指定の要注意外来生物みたいです。

写真のものは、おそらく「セイヨウタンポポ」です。

外来種と在来種のざっくりとした見分け方は、花を横から見て茎に近い緑色のひらひらした部分が反り返っていたら外来種ぴたっとしていたら在来種だと分かるようです。

正直全然見たことなかったです…

今は交雑がかなり進んで雑種も多いようです。

タンポポも「タンポポ」としか思っていませんでしたが、60種類程あるんですね…

そして、タンポポは根、茎、葉、花の全てが食べられます!見分けられるし始めるならタンポポからかな…

シソ科の野草

ホトケノザ

シソ科オドリコソウ属の越年草または一年草。

ホトケノザは『春の七草』だなぁとぼんやり思っていたら

七草のホトケノザはキク科の「コオニタビラコ」のことで、これではないようです。

「毒性はないけど美味しくない」と大体書かれているので食べない方が良さそうです!

カキドオシ ☆

シソ科カキドオシ属の多年生常緑つる植物。

ホトケノザがあるなぁとよく見てみたら違う植物でした!

カキドオシも食用可能で、ハーブのような使い方ができるみたいです。薬草茶も人気です。

花が咲いていたら分かるけどなければ私は目につかなかったし遠目からだとホトケノザと似てます…。

分かりやすい見分け方は「匂い」だそうで、ミントやバジルの中間の香りがするみたいです。早くカキドオシの匂いを覚えたい気持ちでいっぱいです。

マメ科の野草

カラスノエンドウ ☆

マメ科ソラマメ属のつる性の越年草または一年草。

和名は「ヤハズエンドウ」。日本の在来種です。

カラスノエンドウは豆科なので「レクチン」という毒性があるようですが、5〜10分加熱すると無毒化するようです。

古いサヤは硬く食べられなそうですが、新しいサヤや葉は美味しそうです。葉を数日乾燥させて煮出す「カラスノエンドウ茶」も試したくなりました。(ただ、アブラムシがついていることが多いので注意が必要です…)

サヤから種を取り出して吹いて、

「ぴーぴー笛」にして遊んだという方いるのではないでしょうか。

サヤができていたら娘と遊びたいです。

カタバミ科の野草

シロツメクサではないハート型の葉の方の「クローバー」だと認識していました。

子どものときにカタバミで10円玉をピカピカにしたのを覚えています。

こだ子とも10円玉をピカピカにしてみました。
良かったらご覧ください。

カタバミはよく見ると葉の色が違ったり、花の色や形が違って面白かったです

世界には800種類以上も自生しているようで、日本では15種類程見られるようです。見分ける自信はありません…

シュウ酸が含まれるので一度にたくさん食べてはいけませんが、食用可能な野草です。酸味があって美味しいようです。

カタバミ ☆

カタバミ科カタバミ属の多年草。

おそらく一般的なよく見るカタバミです。

オオキバナカタバミは葉に紫褐色の斑点があるようです。こちらも見かけたのですが、同じカタバミの汚れた個体かと思ってスルーしてしまいました。

カタバミは花も葉も光があたると開き、暗いと閉じてしまいます。曇りや雨、夕方はラッパのような形の花が多かったです。

違う種類かと思いましたが同じものだったんですね…

紫っぽい葉のカタバミは「アカカタバミ」緑と紫っぽい葉のカタバミは「ウスアカカタバミ」らしいです。

イモカタバミ

カタバミ科カタバミ属の多年草。

よく見かける紫色の花を咲かせるのはイモカタバミハナカタバミムラサキカタバミのようです。

ずっとイモカタバミかハナカタバミか悩んでいましたが、花が小さかったので写真はイモカタバミでしょうか…

花びらが重なっているのは「ハナカタバミ」花は3〜5cm

花びらが1枚ずつ分かれているのは「イモカタバミ」か「ムラサキカタバミ」花は小ぶりで2㎝程です。

イモカタバミは花の中心が濃い紫色で、ムラサキカタバミは緑色をしています。

結局イモカタバミかハナカタバミかよくわかっていません。

タデ科の野草

ヒメツルソバ

タデ科のイヌタデ属の多年草。

よく見かけるピンクの可愛らしい花で

ピンクが大好きなこだ子がたまにいくつか摘みたがる花です。

繁殖力の強い草で、これが雑草なのか育ててる花なのか微妙なところなので写真を撮って帰ることが多いです。

サギゴケ科

トキワハゼ

サギゴケ科サギゴケ属の一年草。日本の在来種です。

白っぽい小さな花が足元で咲いていました。カキドオシの葉の匂いを嗅ぎたくて紫の花を特に探していますがどうも縦長の花でした。

トキワハゼと似た花に「ムラサキサギゴケ」がでてきましたが、トキワハゼの方が全体的に白っぽく、サイズが1cm程と小さいようです。どちらも食用ではありません。

ぜひ道端で探してみましょう

気になっていた野草はありましたか?

紹介した野草を食べてみたいんですけど、道路に近いと排気ガスが気になるし

犬の糞尿や除草剤なども気になります。

かと言ってキャンプ中に食べてお腹を下すのも嫌だし…

果たして食べられるときはくるのでしょうか。

私は庭に種を蒔こうかな…
ぜひ探してみてくださいね!

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