こんにちは、早大卒ママこだしおです。
私は算数や数学ができなくて文系を選んだタイプなのもあって、子どもには幼少期から「数字には慣れ親しんでほしい」と思っています。
子どもには「数字に強い子になってほしい」ですよね。
我が家では、今ボードゲームや絵本で遊ぶことを中心に日常生活で「数字を意識する」よう心がけています。
そのおかげか、3歳11か月の娘の数字の理解は、「1~20」の数字を見て読めて数唱できるようになりました。
「0~15」までは数量も一致していそうで、最近は絵などで数量が見えていれば「10以下」の足し算がすぐに答えられるようになってきました。
文字の書きは「0~5」までであとはあやふやですが、順調に成長してくれています。
娘の現状と取り組みをご紹介します。一例として参考にしていただけますと幸いです。
4歳までの取り組み
数字の理解を深めるために取り組んでいることは、主に3つあります。
日常生活で数字を意識すること、カードゲームやボードゲームなどのゲームを一緒にすること、絵本を楽しむことです。
順番にご紹介します。
日常生活
日常生活の中で数唱や、順序や数量を意識できる声掛けをすることを心がけています。
数唱できるようになることと、数字と数量を一致させることを並行して行っています。
数量
「3まで」しっかり分かるように、分かってきたら「5まで」「10まで」と一致させる数を増やしていきました。
おままごと
2歳半頃からよくおままごとをしていて、まだ頻繁に遊んでいます。
「〇個ください」「〇個食べたから〇個になったよ」「りんごを1個とみかんを2個ください」「3匹に6個のドーナツを分けてください」など、数字を入れて遊んでいます。
数えるときは指をさし、1つ1つが数と対応していると分かるようにしていました。
おままごとであれば、子どもが間違っていたとしても人形が大げさに悲しみながら指摘すれば良いので嫌な気持ちにさせづらいです。
最近は、「同じ数に分ける」、「何個差があるのか比べる」練習をしています。
徐々に足し算引き算も自然に機会を増やしていきたいです。
公園
他には、公園で何かを集めて数えたり、帰るタイミングで「あと3回やったら家に行こうね」と指折り数えていました。
順序数
向きが変わっただけでわからなくなったりするので機会があれば聞いてみるのがおすすめです。
順序数と集合数の違いが意識できるよう「パパは3番目だね」「パパは次の次だね」「パパは何番目?」とレジまでの順番を前から数えたり、「パンダは右から2番目だね」と前後、左右から数えています。
多い/少ない
「(多いおやつを指さして)ママはこっちがいいかな」と声かけをしていました。
感覚で多いか少ないかわかってくるので、大抵「だめ」と言われます。
見た目で判断するので、同じ数を間隔をあけておいて比べたり、重ねて違う数に見えるようにして聞いてみるのもおすすめです。
これは同じ数なんだよ、と並べてみると「びっくりした〜!」と笑っています。
数唱
数を一緒に数えましょう。日常生活で数唱するタイミングは意外とあります。
10までの数唱のおすすめは「かくれんぼ」です。喜んで数を数えてくれますし、10まで数えるのも聞いてもらえます。
3歳頃は適当に雰囲気で数えていましたが、気にせず楽しみました。
私が10まで数えると「ばあ!」とルール無視で出てくる姿も可愛かったです。
定番の「10まで数えてお風呂からあがろう!」もよくやりました。公園で遊具を交代するときにも数えられます。
我が家では、ドライヤー中にすぐ去ろうとしてしまうので「あと20秒数えたら終わりにしようか」と3歳半頃からほとんど毎日一緒に数えていたら20までは数えられるようになりました。
全然20までいかないので1分程乾かして髪の毛はばっちり乾きます。最近まで何度数えても「16」はなかったです。
4カ月程数えてやっと20まで数えられるようになりました。
「今日は30まで数えよう!」と提案してくれたり、娘は楽しそうにしています。
昨日できたことができなくなったり、何度も間違えるので私が嫌になることもありましたが「相手は生まれて数年だ…」と思うと少し落ちつけました。
「20まで数えられるならその先も1から9まで順番に数えられる」と思ってしまいますが、数秒前に発した「にじゅう」の音が邪魔をするのかなかなか数えられません。難しいみたいです。
教えよう!と意気込むのではなく、気楽に、気長に付き合っています。
楽しむのが1番大切ですね。
ゲーム
娘はハマるとしばらく同じものを取り組んでいます。最近は主にトランプをしていました。
ゲームは数字に触れる機会を楽しく増やせます。おまけにコミュニケーションも取れますし、ルールを守ることも覚えられるのでおすすめです。
遊んでいるゲームをいくつかご紹介します。
トランプ
トランプは数字とマークが同じ数だけ書いてあるので数字に親しむことができます。
娘は3歳10カ月頃から1カ月毎日神経衰弱をしていました。ババ抜きや七並べもしています。
はじめはもちろん同じカードをめくったりして全然とれません。しかし、毎日取り組んでいると1週間過ぎた頃から手加減をしていなくても大人が負けるようになってきました。今ではぼんやり取り組んでいると勝てません。
子どものうちは「映像記憶能力」が非常に高くてカードの位置を映像としてそのまま記憶できる子が多いようです。
「真剣勝負で大人に勝てる」ことは自信になるのでおすすめです。
数字を覚えるだけでなく、記憶力や集中力も養われますよ。
明らかに娘のカードが多くても「まだわからないよ~!数えたらママの方が多いかもよ」と獲得したカードは一緒に数えるようにしています。
ねことねずみの大レース
一緒にボードゲームがしたくて購入したゲームです。

ねこに追いつかれないように逃げながらチーズをたくさん集めるゲームです。
追いつかれそうになると「きゃー!」と言いながらはしゃいでいました。自分の駒のねずみは4匹いますので、どう動かしたらチーズを多く獲れるのか考える力も身に付きますよ。
すごろくのようにサイコロを振って出た数だけ駒を進めるので数の理解が深まります。
楽天市場の商品ページではルールが確認できます▼

ハリガリ
4歳ではまだかなり手加減しないと遊べませんが、ゆっくりならできます。
カードを順番にめくり、同じ果物が場に5つでたらベルを鳴らし、獲得するゲームです。
5までの足し算を感覚的に身につけてほしくて購入しました。
もう少ししたらもっと活躍する予定です。
やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ
任天堂Switchのゲームです。視力の低下だけは不安ですが、我が家はテレビゲームも一緒にやります。
プレイヤー毎に難易度が選べるので各自無理のない問題で手加減なしで勝負できるのが良いです。
数字の理解を深めるのには、「直感」の「くらやみどうぶつ」、「分析」の「つみきのかず」、「数字」の「あわせたかず」「じゅんばんふうせん」がおすすめです。
「くらやみどうぶつ」ではくらやみを照らしてどの動物が1番多いか答えるので直感的に多い/少ないを判断する力が身につきます。
「つみきのかず」は積まれた積み木の数を答えます。見えない部分を推測するのは難しいですが、難易度を簡単にすれば5、6個までの数で遊べました。数量と数字を一致させることができます。
「あわせたかず」は見本と同じ数になるように2枚選ぶので自然に足し算ができるようになります。
「じゅんばんふうせん」は小さい順に風船を押していくので、順序の理解を深めることができます。
3歳でも操作できて、他にも楽しいゲームが盛りだくさんなのでぜひプレイしてみてほしいです。
絵本
絵本を毎日読んでいて、数を数える目的で買った絵本が数冊あります。
お気に入りの絵本があれば、その中の気になったものを数えてみるのもおすすめです。
10ぱんだ/10ねこ
文:岩合日出子 写真:岩合 光昭 出版社:福音館書店

私がこの写真を撮っている岩合光昭さんのファンなのもあり、生後6ヶ月のタイミングで購入しました。1歳を過ぎた頃には読んでいます。
見開きのページで「1〜10」のぱんだ、ねこを数えることができます。どのページも生き生きとしていて癒されます。
最近はあまり読んでいませんが、2〜3歳の10まで数えるのを練習していた頃によく「読んで」とリクエストされていた本です。
1から100までのえほん
作・絵:たむらたいへい 出版社:戸田デザイン研究室

コアラが海で溺れて、救助され、病院へ運ばれて退院するという内容で、あまりストーリーはありません。
購入した3歳当時、娘は「たすけて〜」「今たすけるよ!」と救助にハマっていたので好きかと購入した絵本です。
ツッコミどころは多々ありますが、100匹描かれた海の生き物は壮観です。
「1〜20」までは1つずつ増えていき、それ以降は10ずつ増えて描かれます。
娘はこの絵本の影響で20の次から「30」「40」「50」と数えるのではないかと若干思っています。
「数えてみよう!」と誘ったら「40」まで一緒に数えてくれました。「70」あたりからは娘の背中から諦めを感じているのでそっとしています。
「読むのに時間はかかるが楽しそうに1つずつ全部熱心に数えている」との口コミもあったので、好きな子は好きかもしれません。
忘れた頃に出してまた数えようかな、と思う絵本です。
14ひきのあさごはん
作:いわむら かずお 出版社:童心社

数字を直接教える訳ではありませんが、たくさんの動物や同じものが主役で出てくる絵本もおすすめです。
娘は今、数字を数えるだけの絵本よりも物語のある絵本を好んで読んでいます。
「14ひきのシリーズ」は10匹のねずみの兄弟たちのお話なので、「〇番目のおにいさんの〇くん」「〇番目のおねえさんの〇ちゃん」「1番小さいとっくんだね」と順序数を教えることもできます。
14ひきのシリーズは季節が感じられるので大好きです。
どのページでも個性豊かなねずみたちが細かく可愛らしく描かれていて、自然と会話がうまれます。
日常生活で「数字」を意識しましょう
ゲームや絵本を一緒に楽しんで、少しでも数字を意識する時間を取り入れていきましょう。
毎日一緒に遊んで、日常生活でも意識することで順調に数字に慣れてきますよ。
我が家は引き続き「順序数」と「集合数」の違いを意識させることや、簡単な足し算引き算を取り組んでいきます!
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